さて、Elon Muskが2016年に立ち上げたNeuralinkは、当時UC BerkeleyのDongJin Seoがco-founderです。
DongJin Seoは、UC Berkeleyの研究室に在籍時、超小型のワイヤレス・埋込み型で神経活動を計測するneural dustの開発に関わっています。

今回のIEEE Brain Initiative Workshopでは、neural dustの最新開発状況について、DongJin Seoが在籍していた研究室のProf. Michel Maharbizが発表しました。
発表内容は、まだ公開されていない情報なのでここには書けませんが、脳神経活動の計測に向けて、着実に進んでいると感じます。

その他の発表として、Columbia UniversityのJennifer Gelinasによるワイヤレスの超高密度埋込み型ポリマー製神経インプラントや、同じくColumbia UniversityのElisa E. Konofagouによる超音波を用いた脳局所部位の活動の操作、局所部位への薬品の投与、FacebookやOpenwaterに関係するかもしれない神経活動を計測する光イメージング技術がJohns Hopkins University Applied Physics LaboratoryのDavid Blodgettから発表されるなど、最新研究が盛りだくさんの2日間でした。

Neuroscience 2018で発表される研究成果も楽しみです。