(図は米バークレー大学より)
近年、耳の中(外耳道の中)に電極を装着して、脳波を測定する装置の研究が進められています。
耳の中に装着した電極で測定した、まばたきをしたときの電位の変化や、寝ている時の脳波が、頭皮上で測定する通常の脳波計で測定したものと近いということが分かってきました。
こういった研究をもとに、脳波測定用の電極をつけたワイヤレスイヤホン(型のデバイス)が開発されています。
耳で脳波を計測するデバイスにより、例えば目をまばたきすることでスマートホンの操作をしたりすることができるようになると、米バークレー大学の研究者は話しています。
また、イヤホン型であるために違和感なく装着することができ、リラックス度合い、眠気の検出、睡眠時の脳波の計測を手軽に行うことができるなど、様々な応用の可能性があるとも述べています。