January 18, 2023

イーロン・マスクのライバルBMI企業Synchronの安全性検証結果が発表

イーロン・マスクのBMI企業のライバルとも言われているSynchronの装置を12ヶ月脳に埋め込んでも安全

脳の静脈の中に電極を配置し、脳活動からコンピュータを操作するブレイン・マシン・インターフェイスを開発しているSynchronの装置の安全性を検証する臨床試験で、12ヶ月間後にも問題がないことが報告されました。

死亡などの重篤な問題、血管閉塞、測定信号の精度や安定性などに問題なし

Synchronが開発しているステントロードは、血管手術に使われるステントの内側に脳波測定用の電極を配置したものです。これを、ALSや体が麻痺して動かせない人の脳の運動野に近い静脈の中に配置します。

運動をイメージすることに伴う脳活動をステントロード経由で測定・デコードすることで、コンピュータを操作して文字を入力したり、アマゾンでオンラインショッピングが可能になります。

デバイスの安全性の検証が目的の今回の臨床試験では、下記の点が検証されました。

  • 死亡や永続的に身体の障害を強めるといった重篤な問題がないか
  • 血管の閉塞や、埋め込んだデバイスの位置がずれてしまわないか
  • 神経信号の精度・安定性が維持されるか
  • 神経信号をデコードしてコンピュータ操作がきちんとできるか

12ヶ月にわたる長期使用で、どの項目でも問題がないことが確認されました。

次は実用性の検証へ

Synchron社は、安全性に加え、電子メールを入力したり、オンラインショッピングを楽しむなど、このデバイスを用いてどの程度有効に使えるのか、定量的に評価する臨床試験を既に進めています。

コミュニケーションや外界への操作ができなくなってしまった麻痺患者にとって、低リスクで効果的なソリューションになりそうですね。