March 16, 2023

トゥレット症候群のチックを大幅に減少させるブレインテック

電気パルスを発生するウェアラブルにより、トゥレット症候群のチックの大幅な軽減に成功

ノッティンガム大学とNeurotherapuetics社が共同開発したウェアラブルを装着することで、トゥレット症候群のチック(意図せず体が動いたり声が繰り返し出る症状)の重症度と頻度が大幅に減少することが確認されました。

正中神経に電流を流すことで運動を抑制する

トゥレット症候群は、本人の意図とは関係なく、体が動いてしまったり、言葉を発してしまう症状が繰り返されるチックが特徴です。

手首の正中神経にリズミカルな電気刺激を行うことで、感覚運動野のμ帯の脳活動を発生させます。これにより、運動が抑制されることが以前の研究から分かっており、今回の研究はウェアラブルデバイスとして自宅で使ってもらった実証研究になります。

毎日15分の使用で症状が25%以上改善

1日あたり15分、週に5日の使用を4週間続けてもらったところ、チックの頻度は25%以上減少、重症度は35%以上減少しました。

実験の参加者は、デバイスが発売されたら是非買いたいし、この実験に参加できたことが嬉しい、と語っています。

 

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