May 24, 2023

あのデバイスでメンタルの不調が発見できる

Fitbitなどのウェアラブルのデータを用いて、精神疾患の検出ができる可能性が新しい研究で示されました。

10,243人のFitbitデータからうつ病や不安症を検出するモデルを開発

ワシントン大学の研究チームは、精神疾患と診断された1,247人を含む、10,243人を対象にFitbitトラッカーのデータを調査しました。分析対象は1日の総歩数やカロリー消費率、平均心拍数や座りっぱなしでいた時間などの10個の変数です。

精神疾患を検出するディープラーニングモデルを構築したところ、最新の機械学習モデルよりうつ病と不安症をより精度高く検出できることが分かりました。

早期発見の重要性

精神疾患に限りませんが、病気は早期に発見・診断して対処することが重要です。

しかし、自分の精神状態に不安を覚えても、精神科に行く時間をとることが難しかったり、精神科医と話すことがためらわれることも多いかもしれません。

また、病院や職場でのアンケートに回答するのに時間がかかるなど、早期発見・診断を行うこと自体に障害があります。

メンタルヘルスの自動スクリーニングツールというブレインテック

今回の研究は、すでに多くの人が使っている身近なデバイスを使って、自動でメンタルヘルスを検知できる可能性を示しました。

ブレインテックとして有望な技術ではないでしょうか。

研究は以下よりご覧ください。

Detecting Mental Disorders with Wearables: A Large Cohort Study

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