3年前、香港で10代の自殺が多く起こった事件がありました。それを憂えた科学者が、ストレスや感情を心拍から推定するアルゴリズムを作り、台湾のおもちゃメーカーに売り込みます。科学者の理念に共感し、3代目社長が一念発起して子会社を立ち上げて開発した、感情推定ウェアラブル・共有プラットフォームサービスがCES 2019に出展されていました。
最初の市場は台湾や香港ではなく日本で、日本のパートナーを探しています。
neumoでは、CES 2019に出展されていたブレインテック企業をまとめたBraintechレポートを発行しております。現地取材で集めたここにしかない情報です。
https://neumo.jp/ja-consultation/ces-braintech
[研究紹介] いかにしてカレーが脳を強化するか?
カレーは脳に良い。かもしれない。
もう少し厳密に紹介すると、カレーに含まれる様々な種類のスパイスが、それぞれ神経系を保護したり、調整したりする証拠が多数現れてきている。
鍵となるのは、ウコンというスパイスに含まれる”クルクミン”である。クルクミンには抗酸化作用があり、これが神経系の保護につながっていると考えられる。
1,010人を対象とした追跡研究では、カレーに含まれるウコンの摂取が、認知症の発症率を低下させることがわかった。また、ラットを使った動物実験では、クルクミンの投与が神経を新しく生み出すのを促進することもわかっている。神経の新生は、学習効率上昇や気分の安定に不可欠な要素である。
「食べると頭が良くなる」食事は人類待望の秘宝といってもいい。食事の効能を分子生物学的に明らかにしたこの研究は、そのはじめの一歩になるかもしれない。
3年前、香港で10代の自殺が多く起こった事件がありました。それを憂えた科学者が、ストレスや感情を心拍から推定するアルゴリズムを作り、台湾のおもちゃメーカーに売り込みます。科学者の理念に共感し、3代目社長が一念発起して子会社を立ち上げて開発した、感情推定ウェアラブル・共有プラットフォームサービスがCES 2019に出展されていました。
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鍵となるのは、ウコンというスパイスに含まれる”クルクミン”である。クルクミンには抗酸化作用があり、これが神経系の保護につながっていると考えられる。
1,010人を対象とした追跡研究では、カレーに含まれるウコンの摂取が、認知症の発症率を低下させることがわかった。また、ラットを使った動物実験では、クルクミンの投与が神経を新しく生み出すのを促進することもわかっている。神経の新生は、学習効率上昇や気分の安定に不可欠な要素である。
「食べると頭が良くなる」食事は人類待望の秘宝といってもいい。食事の効能を分子生物学的に明らかにしたこの研究は、そのはじめの一歩になるかもしれない。