November 25, 2022

認知症の最も大きな危険因子は耳なの?

認知症の最も大きな危険因子は難聴

2030年には日本人のうち3,700万人(人口の31.2%)が高齢者であり、認知症の人口も830万人と、高齢者の4人に1人が認知症を発症すると推計されています。

認知症の危険因子のうち、最大の要因は「難聴」であると、権威ある医学論文誌The Lancetで2020年に報告されました。

超高齢社会が生み出す爆発的難聴人口

一般に加齢により耳の聞こえが悪くなっていき、60歳以上の高齢者では25%以上が難聴であると言われています。
そして、世界的な高齢化と共に、加齢性難聴の人口は増え続けています。

WHO(世界保健機構)による2021年の発表では、2050年までに25億人が何らかの難聴になると予測されています。現時点でも、イヤホンで音量を上げて音楽を聴くなどにより、10億人以上の若者が回復不能な難聴になる危険性があります。

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