February 02, 2023

耳を電気刺激して認知症を予防?

(画像はDOI: 10.3389/fpsyt.2018.00020より)

経皮耳介迷走神経刺激(taVNS)が軽度認知障害(MCI)患者の認知機能を改善する

耳を電気刺激することで迷走神経を刺激する(transcutaneous auricular vagus nerve stimulation)ことで、軽度認知障害(mild cognitive impairment)の人の認知機能を改善する可能性が示されました。

心臓や腎臓に関係する耳のツボを電気刺激することで、認知指標の数値が改善した

耳のツボには肝臓に関係していると言われているツボなどがあり、今回は心臓と腎臓に関連するツボが選ばれました。これらのツボは、迷走神経がつながっています。

実験では、55〜75歳の軽度認知障害の患者の耳のツボを電気刺激し、モントリオール認知評価指標、聴覚言語学習テストなどの認知機能テストに加え、ピッツバーグ睡眠品質指数などの変化を測定しました。

その結果、偽刺激群に対し、経皮耳介迷走神経刺激を行った人は、認知機能や睡眠指数などが改善したことが示されました。

手軽に使える認知症予防テクノロジー

経皮的迷走神経刺激は近年注目されつつあるテクノロジーです。

電気刺激をするだけで認知症の予防、認知機能の改善に結びつくのは簡単で使いやすい製品になるのではないでしょうか。

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認知症予防DX & BrainTechレポートは、電気刺激・脳波測定・MRI・脳トレ・スリープテック・AI・VR・AR・メタバース・ロボットなど、認知症予防に取り組むブレインテック企業やDX企業62社を掲載したレポートです。

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