August 25, 2022

空間認知能力を高めると言語能力も向上する

空間認知能力を高める授業を受けた高校生が、言語的推論能力も向上した

バージニア州の公立高校のSTEM教育の一環で、地理情報システムを用いて、データを地図上に表現したり評価をする空間強化型地球科学カリキュラムが導入されました。

空間認知能力を向上するこのコースをとった高校生は、とっていない同じ学校の高校生と比較して、空間認知能力だけでなく言語的推論能力も高まりました。また、脳をMRIでスキャンすると、該当する脳の部位に変化が見られました。

ここでの言語的推論能力とは、文章を読んで論理展開が正しいか判断するなどの言語能力のことです。

言語的推論能力は、空間的探索をしてきた人間の進化のおかげ

これまでの研究から、脳の空間認知に関わる部分は、言語的推論能力を処理する場所でもあるという仮説が唱えられてきました。

というのも、人間は行動範囲を広げるにつれ、空間認知能力を向上させながら進化してきたと考えられています。そして、行動範囲を広げた結果、新たな環境に対応するために、言語的推論能力を向上させる必要性があること分かっていました。

今回の研究は、この仮説を検証するために行われました。

言語的推論能力を高めるためのブレインテック

今回の研究は、空間認知能力の向上が言語的推論能力を高めることを示唆しています。この脳科学の知見を生かした脳トレなど、ブレインテックとしての応用が考えられます。

この研究はScience Advances誌に掲載されています。
Transfer from spatial education to verbal reasoning and prediction of transfer from learning-related neural change

睡眠、脳波、fMRI、聴覚、認知機能、メンタルヘルスなど、ブレインテックのメールマガジン
最新ブレインテックメールマガジン

世界のブレインテック企業情報や、脳神経科学の最新の研究情報をメールでお届けします(無料)

  • 睡眠・スリープテック
  • 脳波、fMRI、NIRSなどの測定技術
  • 聴覚や音感、言語
  • 認知機能や認知症対策
  • 鬱、メンタルヘルス、リラックス
  • 他にも様々なブレインテックや脳科学研究を紹介

メルマガの登録はこちら