December 08, 2022

日本人の耳は、40代から衰えてくるの?

(図は東京医療センター・慶應義塾大学医学部 プレスリリースより引用)

40代から聴力低下が顕在化することが日本人10,681人のデータから判明

国立病院機構東京医療センターと慶應義塾大学の研究チームの20年間にわたる10,681人のデータ分析により、40代から聴力低下が一気に顕在化する傾向があることが2021年に発表されました。

日本人の聴力データベースとして、年齢平均と比較することが可能になった

10代から90代までの幅広い年齢層の男女別のデータとして世界的にも最大規模で、聴力の測定結果を年齢平均と照らし合わせることが可能になりました。
このデータからは、次のことが分かります。

・20代以上では、1000Hz以上の音について女性より男性の方が聴力が悪い傾向にある。
・70代以上では、1000Hz以下の音について男性より女性の方が著力が悪くなる傾向にある。
・40代以下の若年層において高音部(4000Hz)の聴力が徐々に低下している。ポータブル音楽機器などを日常的に聞いている影響によるものと考えられる。
・男女ともに、40代から聴力低下が一気に顕在化する傾向がある。

この研究はThe Lancet Regional Health – Western Pacific誌に掲載されています。
Patterns of hearing changes in women and men from denarians to nonagenarians

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