December 15, 2022

認知症を予防する身近なテクノロジとは?

補聴機器を利用することで認知症の発症リスクを低減できる

シンガポールの研究者が複数の文献に渡る137,484人分のデータを横断分析したところ、補聴器などの聴力を回復する装置を用いることで、長期的な認知機能の低下が19%抑制されることが分かりました。

聞こえの改善により認知テストのスコアも向上した

この研究の調査対象の補聴機器は、補聴器以外に人工内耳もあります。これらの機器の使用は、認知機能テストのスコアが3%改善するという、短期的な利益があることも分かりました。

英国アルツハイマー病研究所のスーザン・ミッチェル博士は、「高齢になるにつれ一般に聴力が衰えます。聴力の衰えにより認知症を発症するリスクが高まるという証拠がますます明らかになってきています。」と述べています。

聴力の低下を予防する、聞こえを改善することは、認知症対策に重要であるとneumoでは考えています。

この研究はJAMA Neurology誌に掲載されています。
Association of Hearing Aids and Cochlear Implants With Cognitive Decline and Dementia

neumoは聞こえを測定・改善する技術を開発

neumoでは、聴覚脳神経科学に基づき聞こえの状態を測定・改善するサービスを開発しています。
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