絶対音感者が大人になると(特に高齢になると)絶対音感が狂い、特に半音高く聴こえてしまうようになることがあるが、その理由が調べられた。
加齢とともに蝸牛内部、基底膜 (basilar membrane) の弾力性(Elasticity)が変化することで、半音高く知覚してしまうことが原因と推定される。
例えば、若い頃はEの音に反応したHair Cells(蝸 ...
コロナ対策において、空気清浄機を正しく活用することで、音楽のレッスンが劇的に安全になる。
歌を歌う・管楽器を吹く・ピアノを弾くという状況において、エアロゾルがどのように空中を ...
音楽を聴いていて実際に気持ちいいと感じて頂点に達する以前から、ドーパミンの分泌は始まっている。
実際に喜びを感じる前の「期待」の状態においては、主に尾状核からドーパミンが放出され、逆に絶頂期においては側坐核からドーパミンが放出される。
尾状核は感覚野や運動野、連合野と相互に繋がっている。刺激に対する反応の連合学習や、 ...
音楽を聴くことで遺伝子の転写応答が変化。音楽経験者や音楽の能力の成績がよい人において顕著。
モーツアルトのヴァイオリン協奏曲第3番を聴いたあとの遺伝子発現の変化を、音楽経験者とコントロール群で比較。45の遺伝子発現において音楽を聴いた後に変化があった。
音楽の能力に関係すると考えられているα-シヌクレイン遺伝子S ...
音楽の聴く時とその音楽を思い出す時を比べると、脳内の情報の流れが逆になる。
脳内に電極(ECoG)が埋め込まれている、てんかん患者での実験。
音楽を聴く際には側頭葉が先に前頭葉が後に反応するが、音楽を思い出す際には前頭葉が先に反応し、側頭葉がそれに続く。
Neural Correlat ...
学習は睡眠によって定着するが、一連の動作を意識して学ぶ時と無意識で学ぶ時で使われる脳の部位が異なる
rTMS(磁気刺激)で検証。意識的な学習にはM1(一次運動野)が、無意識的な学習ではIPL(下頭頂小葉)が関わる。運動や音楽の訓練に使えそうな研究。
Diekelmann, S. Neuroscience: Sleep, ...
聴覚障害の子にとって、音楽は聴覚スキルアップの助けになる。
人工内耳をつけている聴覚障害の子供のうち、定期的に歌っている子は雑音がある環境の中で話し声を聞き分ける能力が、定期的に歌っていない子よりも高いことが分かった。
親が歌ってあげることも重要そう。
R.Torppa ...
高校で音楽のコースを取っている子の方が数学・科学・英語の成績がよい。
正確には、小学校のときに楽器を習い始めて高校でも続けている子は成績がよい。
ブリティッシュコロンビアの112,000人の高校生を対象にした調査。声楽よりも楽器を演奏する子の方がより顕著。社会経済的格差やそもそも勉強ができた ...
Neuralink(Elon Musk)がブタのライブデモとBMIデバイスの進捗を発表
(動画の15:35を参照)
今回、人間を対象とした実験結果の発表をするかと思われていたが ...